”美容はり”の施術はなぜ効くの?
2022/12/20
よく耳にする“美容はり”お顔に数十本の鍼を打っている画層をよく目にすることがありますが、鍼を多く打てば打つほど綺麗になるのか?と思っている方も少なくないと思います。
しかし、ただお顔に沢山鍼を打てばいいというものではありません。
お顔を美しくなるためには体が健康でなければ綺麗になれません。
東洋医学では特に内臓機能が低下すると、その反映がお顔に現れるといわれ、体の健康を維持することから治療を始めます。
では、”美容はり”はどのような作用で、たるみ、シワ、むくみ、ほうれい線など改善の効果があるのでしょうか?
1.皮膚の血流を改善
美容鍼は、皮膚の内側の表皮・真皮・皮下組織などの皮膚層に鍼を打つことで血流を改善し、新陳代謝を促進する効果があります。
いわゆる”ツボ”にはセンサーが多く、はり刺激上手く受け入れる過敏なところだと言えます。
そのツボに鍼を打つことによって、体内に溜まっていた老廃物が全身を巡り、肌の細胞が活性化することでリフトアップや小顔効果、たるみ改善など身体の内側から健康に美しく変化していきます。
皮下組織に溜まった老廃物が除去されることで顔のむくみが解消され、施術後はすっきりとしたフェイスラインを取り戻すことができます。
血行不良によって起きていたクマやくすみなどの肌トラブルも改善され、凝り固まった表情筋を柔らかくします。
2.筋肉の緊張を緩和
顔の筋肉が緊張すると骨格が歪んだり、ゆがんだりして顔全体を大きく見せる原因となります。
顔の筋肉の中を巡っている血管は、血管を収縮させ血圧や脈拍を上げる「交感神経が」優位になっていると血流が悪くなり、筋肉が過度に緊張している状態になります。顔のコリや硬さが出ることで、外見もよくありません。
”美容はり”の施術を受けることでリラックスさせる役割の「副交感神経」を優位にし、血管が拡張して血流が増加し、筋肉が緩みます。
筋肉の緊張がほぐれ、筋肉の血流も改善することができることも、美容鍼の施術が効く大きな理由でもあります。
逆に筋肉が緩んでいる場合でも、鍼による刺激で筋肉が引き締まり、小顔効果が期待できます。
3.身体の内側に働きかけ、根本的な原因にアプローチ
肌の表面を整える一般的なスキンケアとは異なり、肌の深い部分を刺激し、内側に働きかけることで根本的な原因にアプローチすることができます。
美容鍼は肌トラブルを根本から改善する働きがあり、より美しい肌へ導き健康的に美しくなれる美容法なので、顔だけでなく身体へもさまざまな効果があります。
”美容はり”施術によって血流を改善されると顔だけでなく身体にも同じ効果があらわれます。
たとえば、血行不良で起こる肩こりや冷え性・むくみ・自律神経の乱れ・便秘などの症状も美容鍼の施術によって改善されるのです。
また、女性ホルモンのバランスを整える効果もあるので、生理不順・PMS(月経前症候群)・更年期障害・不眠などの症状にも効果があります。
美容鍼は東洋医学に基づいているため、美容だけでなくさまざまな体調不調にも効果があり、根本的な原因を解消することができるため効果を実感しやすい美容法なのです。
4.精神的ストレスを解消する
鍼をお顔に打つと内臓の機能をコントロールしたり、脳をリラックスさせてストレスの解消にもなります。
普段からストレスがあると難しい顔の表情になって余計にシワやほうれい線が目立つようになります。
ストレスが解消できれば、笑顔が増えて美容や健康に効果があります。
美容鍼の効果と持続力を高めるためにも、月に2~3回程度のペースで定期的に施術を受けることが必要です。
ぜひ一度美容鍼の施術を体験して、ご自身でその効果を実感してみてください。