冷えが子宮筋腫の原因になっている!
2022/10/05
冷えが子宮筋腫の原因になっている!
子宮筋腫とは、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍のことです。
悪性の癌などではなく、命の危険ということはあまりありません。
しかし、子宮筋腫が大きくなると他の内臓を圧迫したりして起こる症状や生理痛や整理不順がひどくなったり、下腹部や腰が痛んだり、経血が多くなり貧血を起こしたりすることがしばしばあります。
また、頻尿や流産、不妊の原因となることもあります。
子宮筋腫は、30代から40代の女性のうち、4人にひとりの割合で発生すると言われています。
生理の経血量が多くなってきたり、血の塊が出たり、不正出血や茶褐色のおりもの、下腹部の痛みや原因不明の腰痛などがある場合は子宮筋腫を疑ってみることも必要です。
子宮筋腫ができる原因ははっきりとはわかっていませんが、子宮筋腫の症状のある殆どの女性が「冷え性」である事から、「冷え」と密接な関係がある事がわかって来ました。
「冷え」は、血液の循環を悪くします。血液の流れが悪くなると体の各組織に必要な酸素や栄養素、免疫物質などが低下します。その結果、色々な病気が発生し、自然治癒も難しくなります。
ですから”冷え”は全ての病気の原因とも言えます。
子宮筋腫もそのひとつと考えられています。子宮筋腫には、子宮の中にできる粘膜下筋腫、子宮の筋層内にできる筋層内筋腫、子宮の外にできる漿膜下筋腫がありますが、いずれも血流不足が関係しています。
また、東洋医学では、血の流れが悪くなってよどんでしまった状態を「おけつ」と言い、その「おけつ」によってできたデキモノが子宮筋腫であると捉えられています。
そしてその「おけつ」の原因になるのが、下半身の「冷え」やストレスなどです。
東洋医学の鍼灸では”おけつ”の改善や冷えの改善によって、婦人科臓器が活性化され、子宮筋腫の予防や治療に効果があると考えられています。
当院でも鍼灸やインディバなどで”おけつ”や冷えの治療をしています。
婦人科系でお悩みの方はお気軽にご相談して下さい。