がん患者の不眠症緩和のための鍼灸 - アメリカ発
2022/09/29
アメリカの医学雑誌「オンコロジー ナース アドバイザー」は、がん治療に関する臨床の最新情報を取り扱う雑誌です。
「がん患者の不眠症緩和のための鍼灸」という記事が、最近、掲載されました。
今回の記事では、鍼灸治療が、体内の器官系をつなぐネットワークに関する問題を改善することができると紹介されています。
そして、鍼灸は「睡眠に関連するいくつかの脳領域を活性化および調節する」可能性があるとの内容が報じられています。
コーエン博士によると、不眠症に対する鍼治療の効果に関するデータはまだ少ないものの、鍼治療はコルチゾールやノルエピネフリンなどのストレスホルモンの減少を介して、夜間の覚醒を減少させる可能性があるということです。
そのことが記載されている一部を日本語訳で下記に引用します。
「鍼治療はメラトニンとガンマアミノ酪酸(GABA)の調節にも関連していて、どちらも睡眠の開始と維持に関連しているホルモン分泌が促進されるということです。
そして鍼治療は、不眠症の一因となる可能性のある痛み、ほてり、不安などの要因に影響を与える可能性がある。」ということが示唆できます。
このことは、鍼灸治療が、自律神経や脳に影響し、体内の恒常性保持機能の調整と自然治癒力を高める調節機能を助けている可能性があるということです。
新中野國安鍼灸整骨院では、がんの予防や症状軽減に鍼灸、インディバの施術を行っています。
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