パソコンと肩こり
2022/09/12
パソコンでの長時間の作業は、肩こりの原因になることは皆様も経験してよくお分かりだと思います。
肩こりがひどくなると頭痛や睡眠不足など多くの不調が現れるので、できるだけ、慢性化しないように早く改善したほうがいいです。
パソコンの作業による肩こりの大きな原因のひとつに、長時間同じ姿勢を続けている事があります。
特に頭を下げて同じ姿勢のまま作業を続けていると、首や肩の筋肉が緊張して血液循環が悪くなります。
血液が十分に供給されないと、筋肉への酸素や栄養も欠乏して、徐々に乳酸や老廃物質が多くなり、疲労物質の蓄積すてきます。その結果、筋肉が硬直し、突っ張ったような症状が起きてきます。
慢性的な硬直が続くと筋肉は、血管や末梢神経を圧迫しますので、肩こりの不快な症状がさらに悪化し痛みを伴うこともあります。
パソコン作業による肩こりを防ぐにはどうしたらいいの?
パソコン作業による肩こりを防ぐには、まず椅子にすわる姿勢を負担がないようなポジションに気を配ることも必要です。
良い姿勢とは、背筋をまっすぐに伸ばして座り股関節、膝、足首を90度になるような姿勢をとると、血液の循環がよくなります。
また、椅子の背もたれの部分にクッションなどを使用するようにすると、自然に背筋が伸び、よい姿勢で作業をする事ができます。
肩こりや首の凝りには、ストレッチや運動が有効ですが、東洋医学の鍼灸治療が効果的です。
はりやお灸によって反応があるツボに刺激を加えると、その刺激が脳に伝わり、脳から「ここを治せ」という刺激が、脳から凝りが溜まっている筋肉に命令を出し老廃物の排泄や痛みを緩和してくれる作用を促進します。
また、慢性的な凝りになるとなかなか改善するために時間を要し、重篤になると頚椎症にまで進行してしますので、できるだけ早めのそして定期的な治療をお勧め致します。