筋膜、腱の治療はグラストンテクニック|新中野國安鍼灸整骨院にお任せ下さい。
2022/08/24
グラストンテクニックの効果を理解するためには、ます、ファシアを理解することが必要となります。
最近時々耳にする言葉で“ファシア”という言葉があります。このファシアとは筋膜・骨膜・筋間中隔・支帯・被膜、等など身体の力学的構造基で維性結合組織であり神経・血管の交通網でもあります。
ファシア療法のグラストンテクニック
ファシア療法のグラストンテクニッチクを説明する際に、どうしても切り離せないのが、テンセグリティー構造です。
テンセグリティー(Tensegrity)とは、Tension(張力)とIntegrity(統合)という言葉を合わせた造語で、圧縮力と張力のつり合いによって構造が安定するシステムの事をテンセグリティーと言われています。
圧縮材のみの構造物は縦方向の負荷には一定の強度がありますが、ここに柔軟性のある張力材(ゴムの部分)を組み合わせると、力の逃げ道ができて負荷が分散され、より大きな衝撃に耐えられる弾力性や安定性を確保することが可能になります。
またその際に、全体が連動協働しながら絶妙なバランスコントロールを可能にしているところが大切なところです。
実は、人の身体もこれに似た構造をとっているのを皆様はご存じでしょうか?圧縮材が骨とすれば、張力材がファシア(筋、筋膜、腱、靭帯等の軟部組織)とイメージすれば理解しやすいと思います。
もしこの構造で1箇所でもトラブルが発生して可動制限がかかれば、動きの連動性・連続性が途切れ、衝撃吸収も激減、全体のバランスに歪みが生じ、制限のかかっている箇所、あるいはそこから離れた関連箇所が壊れてしまう可能性があります。
例えば、体にフィットしたアンダーウエアやラッシュガードなどのどこかの部分が溶けたり、焼けたりして縮んでしまうと、その部分が硬貨して、ウエアー全体に歪が起こり、運動時に違和感があると思います。そういったように一部のダメージが全体へのダメージとなっていまします。
多くの筋骨格系の不調や反復性のスポーツ障害などの原因は、まさにこのようなメカニズムによって起きています。
身体の安定性や身体運動の連動性・連続性、バランスコントロール、パフォーマンス向上、そして故障リスク・再発リスクを軽減させるためには、問題部位だけの治療や痛みのコントロールだけではなく、テンセグリティー構造を踏まえたファシア全体の健全性を維持するためのアプローチが非常に重要であると言えます。
それらの治療やケアーに最適なのがグラストンテクニックです。