【夏バテ】新中野で鍼灸/國安鍼灸整骨院に!
2022/08/03
今年も全国で最高温度の更新で、毎日暑い日が続き、体が悲鳴をあげている方も多いと思います。
そのような中で、いまどきの夏バテはやや複雑になっています。
今までは、夏バテといえば暑さで体力を消耗し、食欲不振になりってグッタリする状態でした。しかし、いまどきの夏バテは同じ“グッタリ”でも、その原因は昔のものとは違うようです。
しかも、人によって原因は様々で、自分がどうして夏バテしているかを知らないと、まちがった対策でさらに体調を崩してしまうこともあります。
自律神経が乱れるいわゆる冷房バテ
人の体は「暑熱順化」といい、徐々に暑さに慣れていくようなメカニズムが備わっています。昔は4月~7月頃にかけて、少しずつ体が暑さに慣れ、暑い夏を迎えていました。ところが最近は異常気象が加速して、まだ暑さに体が慣れないGWの5月くらいで猛暑日になることもよくあります。
高温のため、電車やお店、オフィスでは、かなり冷房の設定温度が低めに設定されることもよくあると思います。屋内は寒いほどなのに、外に出れば激烈な暑さにさらされ、気温差の大きい屋内と屋外を一日に何度も行き来することで、恒常性を維持している自律神経が乱れ、内臓の働きが鈍り、疲れがたまりやすくなってしまうのです。
食冷えバテ
とても冷えたキンキンのビールや、氷たっぷりのジュースにアイス、かき氷など、夏になるとつい手が伸びてしまう冷たい食べ物や飲み物が欲しくなるのは仕方がありません。炎天下では涼が取れ、ホッとするかもしれません。でも、現代のように冷房だらけの環境で冷たい食べ物ばかり食べていると、胃腸が冷えすぎて機能が低下し、胃もたれや下痢を起こすことにもなります。暑い夏でも体のためには、冷えた飲食物は避けたほうが良いですし、常温の食べ物や温かい汁物などを取り、内臓を冷やさないようにしてください。
暑い屋外と寒い屋内の出入りが多いと、自律神経が乱れます。その結果、夜なかなか寝つけなかったり、ホルモンバランスが崩れてしまったり、生理痛やイライラがひどくなることもよくあります。また、ずっと寒い屋内にいると血行が悪くなり、肩がこったりむくんだりします。このような点に注意し、くれぐれも体や内臓を冷やしすぎないよう心がけてください。
夏でもしっかり湯船に浸かる
夏はシャワーで済ませがちですが、夏もしっかり湯船に浸かることが大切です。暑いため自覚できない人も多いのですが、体は冷房で冷えきっています。ただし、40℃を超える熱い湯に浸かると交感神経が優位になり、寝つきにくくなってしまいます。38℃程度のぬるめの湯に最低10分、できれば30分くらい浸かると副交感神経が優位になってリラックス。自律神経のバランスが整い、心身が元気になり良い睡眠がとれるようになります。
寝る前は明かりを暗めに
寝る直前まで強い光を浴びていると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。強い光には、自然な眠りへと誘う働きをもつメラトニンの分泌を抑える作用もあります。寝る一時間前くらいにはパソコンやスマホの作業は終え、部屋の明かりを暗めにしてください。ブルーライトをカットする眼鏡や、スマホのブルーライト軽減モードなどを使用することもお勧めです。明かりを調節することで自律神経が整い、疲れが取れやすくなります。
体を温める食材を食べましょう
ビールや冷たい飲み物がおいしい時期ですが、それを飲むのはお店ならテラス席など、屋外に移動したほうがいいです。冷房の効いた屋内ではホットのジンジャーティーなど、体を温める飲み物をとるようにしましょう。
また調味料は、砂糖なら黒砂糖、酢なら黒酢、塩なら天然塩などの調味料がお勧めです。精製されていないものほどビタミン、アミノ酸、ミネラルを豊富に含むため、代謝が上がり、体を温めてくれるということがその理由です。
トマトやきゅうりなどの夏野菜は、暑い時期に体にこもった熱を逃がす作用をもつ優れものですが、冷房がガンガンに効いた場所で食べると体が冷えすぎてしまうことも。食べるときは、火を通した温かい料理にしたり、体を温める効果のある天然塩をかけたりするとよいでしょう。
日本の食生活習慣の一つで、お味噌汁があります。お味噌汁は身体を温めるパーフェクト食の一つです。積極的に暖かいお味噌汁をとるようにしましょう。
スタミナ=肉ではない
食冷えバテなどで胃腸が弱っているときに、スタミナをつけようと、脂たっぷりの肉や鰻を食べると、よけいに胃腸に負担がかかり、逆効果です。疲労回復効果のあるビタミンB1は、豚肉に豊富とよく言われますが、ビタミンB1は、玄米やタイ、カツオ、マグロなどの魚にも入っています。豆類にも豊富なので、枝豆などもオススメです。
また、タマネギ、ニンニク、ネギなどにはアリシンという成分が含まれますが、アリシンがビタミンB1と結合すると体内への吸収がよくなり、疲労回復効果が高まります。ニンニクやネギなどを上記の食材に合わせると、スタミナアップに効果的です。
夏バテに鍼灸
東洋医学の鍼灸は、自律神経を整え、血流の改善、ホルモンバランスのコントロールなど、夏バテの症状の改善にとても効果的な治療です。
「夏バテ?」と思ったら迷わず鍼灸治療を受けてみて下さい。
中野國安鍼灸整骨院では、【夏バテ】に特化した鍼灸治療、インディバの施術をおこなっています。