東洋医学でいう「気」とは? 鍼灸Netより
2019/05/10
東洋医学では「気」という言葉がよく聞かれます。
一般的には”気”は目には見えないけれども、流動的で運動しているものとされています。
現在の鍼灸学校での教育で使用される教科書には、「気とは、人体を構成し、生命活動を維持する精微物質を表すとともに、機能を表す言葉でもある。」と記載されています。
少しイメージがしにくいですけれども、現代の言葉で表現するならば、「エネルギー」という感じかもしれません。
電気、空気、磁気、根気、陽気、陰気などを始めとして、元気、平気、雰囲気、勇気、やる気、火気、合気、水気など、ほかにもさまざまな言葉があります。
いずれも、何らかのエネルギーやパワーといった意味が含まれている感じです。
東洋医学的には、気はいくつかの種類があって、それぞれの役割があるとされています。
「東洋療法雑学事典」の中では、気は次のように記されています。
大きく四つに分けると、原気(元気)、宗気、営気、衛気があります。原気とは、生命活動の基本となる気です。宗気とは、呼吸や血液を循環させる機能があります。営気とは、血液中の栄養分となります。衛気とは、体表面をおおって、外から侵入しようとする邪気から、体を保護しています。以上の四つの気が人体に分布しています。
現在、各東洋系医療大学で気の研究で、「気の客観化」の解明が行われています。
「鍼灸は気持ちがよい、鍼灸は効くような気分がする、鍼灸治療後は元気になった!」そう思える鍼灸治療は臨床的にも効果的なことが多いような気がします。
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