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不眠症に有効な認知行動療法と鍼の併用 - アメリカ(AcuPOP)より

不眠症に有効な認知行動療法と鍼の併用 - アメリカ(AcuPOP)より

2018/08/21

がん患者の重度の不眠症を鍼灸で改善できるという記事がアメリカのがんについての研究と教育の専門サイトに紹介されています。

がんの治療は副作用のあるものが多く、患者さんにとってはとても過酷です。

 

その状態で不眠症になると、体への負担は大きくなるばかりで生活の質も下がってしまいますから深刻な問題なります。

 

2018年の米国臨床腫瘍学会の総会で、認知行動療法(CBT-I)と鍼治療との併用ががん患者の不眠症に有効という研究結果が発表がありました。
ニューヨークのメモリアル・スローンケタリングがんセンターでは、患者の6割近くが不眠症を経験するそうですが、不眠症と診断されないまま治療をしてもらえない事も多いそうです。

 

この臨床試験は、乳がん、前立腺がん、頭頸部がん、血液がん、大腸がんなどの診断を受けた160人の患者を対象に行われました。

対象者は、鍼治療または認知行動療法またはその両方の治療を8週間受けて、不眠症の重症度指数アンケートを用いて結果を測定しました。
がんセンターの統合医療責任者であるジュン・マオ医師による解説の部分を以下に引用すると。

 

◆軽度の症状には認知行動療法が効果的であったが、中等度~重度の不眠症の治療には認知行動療法と鍼治療の両方が有効であることが示された。

◆患者は今、不眠症への対処の選択肢が増えている」とマオ医師は言っていたそうです。

 

心理カウンセリングと鍼灸を組み合わせた治療を受ければ、副作用なしで眠れるようになるということが期待でします。

不眠はそのままにしておくと体への負担をますます高めてしまうにで、体の緊張をほぐすことが得意な鍼灸治療で、不眠を改善できるということです。

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