クローン病は厚生労働省が特定難病性疾患に指定されています。

このクローン病は、若い人に発症が多く、消化管の至るところ、口から肛門までに炎症が起こる病気です。

クローン病の主な症状は腹痛や下痢、血便や発熱などで、発症している場所によって症状が異なります。

現在のクローン病の治療方は内科的な治療、食事療法、血球成分除去、外科手術等が行われています。

また、この病気は高額な治療費用が掛かってしまい、個人負担が多く一部国からの公費で補ってもらえます。

今回の研究はアメリカ国立生物工学情報センターの報告で、鍼灸がこのクローン病に効果があるという研究結果を報告しています。

９２名のクローン病の患者さんを対象に

鍼灸を行うグループと偽鍼灸（鍼灸をしたふり）のグループに分けて１２週間、週に３回の施術を行い、比較検討した結果、鍼灸治療を施術したクループの方が診断基準となる数値のCDAI(クローン病の症状の数値)の大幅の改善が見られ、ヘモグロビンの上昇、C反応タンパク値の現象が見られました。

この結果によって鍼灸治療がクローン病の症状の改善に効果があると認められました。

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