便秘には機能性便秘と器質的便秘に分類できますが、このうち機能性便秘がほとんどで、その原因は食生活や生活習慣など言われています。

一般的には便秘を示す場合には、この機能的便秘を示すことが多いです。

 

更に便秘を分類すると運動不足にみられる弛緩性便秘、自律神経の乱れによって起こる痙攣性便秘、排泄を我慢して起こる直腸性便秘があります。

これらの便秘もほっておくと危険で、合併症で死亡することさえあります。

また、朝の反射から腹痛や腰痛の原因になることもあります。

病院ではお薬の投薬などありますが、段々と薬も効かなくなってしまいます。

そんな時、お腹のマッサージや腸を動かすための体操なども効果的です。

 

今回はこれらの便秘症状に鍼灸治療が有効であるという上海鍼灸ジャーナルの研究の報告があります。

７０人の機能性便秘の患者に鍼灸をするグループと偽鍼灸（ツボを外した治療）をするグループに分けて治療しました。

すると鍼灸を施術したグループが症状の改善が著しく、特に腸の筋運動が増加され,

便秘の基準値のCSBM( 残便感の無い自発的な排便)よくなり便秘の大幅な改善に繋がったと結論づけています。

便秘はしょうがないからと諦めないで、できるだけ早めの改善をして下さい。