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腱鞘炎に対するグラストンテクニックのメカニズム

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腱鞘炎に対するグラストンテクニックのメカニズム

腱鞘炎に対するグラストンテクニックのメカニズム

2024/04/22

 よく聞く腱鞘炎は使いすぎや加齢によって起こり、腱に毛細血管の分布がなく血流が悪いので難治性と言われる理由の一つです。

 

腱鞘が難治性の理由としてはいくつかあります。以下にその主な要因をいくつか挙げます。

 

  1. 反復性の負荷

腱鞘炎は、特定の運動や動作を繰り返し行うことによって引き起こされることが多いです。例えば、キーボードを使った長時間のタイピングや工具を使った繰り返しの作業などがその典型例です。このような反復的な負荷が続くことで、腱や腱鞘に慢性的な炎症が生じ、治癒を難しくします。

  1. 炎症の慢性化

腱鞘炎が長期間放置されると、炎症が慢性化し、組織の損傷や変性が進行する可能性があります。慢性化した炎症は治癒が難しく、痛みや機能障害が持続する傾向があります。

  1. 適切な治療の遅れ

腱鞘炎は初期段階での適切な治療が重要ですが、しばしば症状が軽視されたり、自己治療や不適切な治療が行われることがあります。適切な治療が遅れると、炎症が慢性化し、治癒がより困難になります。

  1. 基礎疾患の存在

他の病態や疾患と関連して腱鞘炎が発生する場合もあります。例えば、関節リウマチや糖尿病などの疾患が腱鞘炎を悪化させる要因となることがあります。

  1. 生活環境の改善の欠如

腱鞘炎の治癒には、負荷の軽減や適切な姿勢の維持など、生活環境の改善が重要です。しかし、これらの改善が適切に行われない場合、腱鞘炎が再発したり、症状が悪化したりする可能性があります。

 

これらの要因により、腱鞘炎は難治性となることがあります。適切な治療計画や予防策の導入が重要ですが、個々の症例に応じたアプローチが必要です。

整形外科的には安静を保ち痛め止め等の鎮痛作用目的で薬が処方され、急性の炎症期にはステロイド注射などの治療が施されますが難治性の場合が多いです。

 

腱鞘炎は、手首や親指の付け根などの腱鞘が炎症を起こす症状です。グラストンテクニックは、このような腱鞘炎に対する治療法の一つです。このテクニックは、筋肉や筋膜(ファシア)に働きかけて緊張を緩和し、炎症を抑え、運動機能を改善することを目的としています。

メカニズムとしては、以下のような点があります。

 

・筋膜の緩和

グラストンテクニックでは、特定の筋肉や筋膜に直接圧力をかけることで、その部位の緊張を緩和し、血流を改善します。これにより、炎症が引き起こす組織の圧迫や拘縮を解消し、症状の改善を促進します。

 

・血液循環の促進

グラストンテクニックによって筋肉や筋膜の緊張が和らぐことで、その周囲の血管に対する圧力が軽減され、血液の循環が改善します。これにより、炎症部位に栄養や酸素が適切に供給され、組織の修復や再生が促進されます。

 

・神経の興奮抑制

グラストンニックは、神経の過剰な興奮を抑制する効果もあります。炎症が神経に圧迫を与えることで痛みや運動障害が引き起こされる場合、グラストンテクニックによって筋膜や筋肉の緊張が緩和され、神経にかかる圧力が軽減されます。

 

・リラクゼーション効果

グラストンテクニックは、施術中に行われるマッサージやストレッチなどの手技によって、患者の身体と心にリラクゼーション効果をもたらします。これにより、身体全体の緊張が解消され、炎症に関連するストレスや不快感が軽減されます。

 

グラストンテクニックは、多面的なアプローチによって腱鞘炎の症状を緩和し、回復を促進するため、痛みの軽減や機能改善に効果的な治療法の一つでありそれと鍼灸を併用しての施術はより効果的です。

 

当院ではグラスとテクニックと鍼通電施術を行うとより一層効果が高まることを臨床経験から感じるところです。

是非、腱鞘炎でお悩みの方はご相談ください。

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