健康知識INDEX
赤ワイン:認知力向上 マウスの脳神経細胞倍増--名古屋市大
赤ワインが、記憶に関わる脳の神経細胞の数を倍増させ、認知能力を高めることが、岡嶋研二・名古屋市立大大学院教授(展開医科学)のチームの動物実験で分かった。白ワインでは効果がなかった。近く米国の栄養生化学雑誌に発表する。
これまでに赤ワインを1日400ミリリットル(グラス3杯程度)を飲む人は、飲まない人に比べ、認知症の症状が表れにくいことが、フランス・ボルドー大などの疫学調査で分かっていた。チームは、赤ワインに含まれ、心疾患減少に効果のある「レスベラトロール」という成分に注目。マウスにレスベラトロール含有量の多い赤ワイン0・2ミリリットルを毎日、3週間にわたり飲ませた。
その結果、脳の中で記憶をつかさどる「海馬」と呼ばれる部分の神経細胞が、飲まないマウスに比べ2倍に増えていた。迷路でゴールにたどりつく時間も訓練開始から5日目に、飲まないマウスに比べてほぼ半分になった。白ワインを飲んだマウスは、飲まないマウスと同じ結果だった。効果がどこまで継続するかはこれからの課題だが、持続して摂取する必要があるという。
レスベラトロール濃度が高いのは、フルボディーや色の濃いタイプの赤ワインという。
岡嶋教授は「赤ワインの健康効果は欧州の人々の間で言われてきたが、やはり科学的な裏付けがあった。しかし、アルコールの過剰な摂取は肝臓への悪影響もあり、飲み過ぎないでほしい」と話す。【田中泰義】
毎日新聞 2010年12月19日 東京朝刊
【関節リウマチの診断と最新治療~新たに発見された原因を含めて~】
日本大学医学部研究所教授 医師 澤田滋正先生
講演内容
日本大学光が丘病院、関町病院等にてリウマチ患者さんの治療に携わり、また日本大学医学部研究所教授としてリウマチ発症の原因を究明しています。
日本には70万人とも100万人ともいわれます関節リウマチの症状、診断、治療につき、特に治療に最近開発された生物学的製剤(分子標的療法といわれます。)について詳しく話して頂き、また、のはウイルスが原因であることを最近突き止めましたのでその内容についての講演頂きました。
リウマチの関節痛や疼痛の緩和に鍼灸治療の推進もして頂きました。
中央接骨師会研修会H22.12.18
たには会関東支部 研修会
宇宙鍼灸科学研究会の狙いと課題
-鍼灸の宇宙利用を目指す-
明治国際医療大学 臨床鍼灸学教室 准教授 今井賢治
鍼灸治療は、物理刺激療法のひとつとして、循環動態の改善や、疼痛の緩和、乗り物酔いの予防と軽減、内臓機能の調節、筋緊張の緩和、免疫能の改善、ストレスの軽減などに応用されている。これらは、宇宙医学における生体変化と非常に近いものである。そのため、鍼灸治療により、宇宙飛行士が遭遇する医学的なリスクを軽減したいと考えて、宇宙鍼灸科学研究会を発足させた。本研究会の活動を通して、宇宙における鍼灸治療の応用を目指すとともに、地上での鍼灸治療の医学利用を加速させたいと考えている。
今回の講演では、当研究会の具体的な狙いから、ミッション案作成の考え方、今後の課題、この活動を通して得られる成果の可能性、などを研究事例とともに紹介する。
平成22年12月5日 渋谷T’sフラッグ
シェーグレン症候群の発症メカニズムを解明
免疫異常で目の組織などに炎症が起きる難病の「シェーグレン症候群」が、女性ホルモン低下に伴う特定のタンパク質の活性化によって引き起こされるのを、徳島大の林良夫教授らのチームが解明した。林教授は「このタンパク質を薬などで抑えることができれば、新たな治療法につながる可能性がある」としている。
チームは、網膜のがんに関係する「RbAp」というタンパク質の一種に着目。マウスを使った実験で、女性ホルモン濃度が低下するとRbApをつくる遺伝子が活性化し、過剰に働くとシェーグレン症候群に似た症状が出るのを確かめた。
詳しく調べると、RbApは涙腺などに細胞死を引き起こし、それが炎症反応をさらに暴走させる悪循環を生んでいた。林教授は「更年期の女性が発症しやすいメカニズムがようやく分かった」としている。(共同ニュース)
CNMC(頚性神経筋症候群)とは?
先週発売の週刊現代で特集されていた、なにやら聞きなれないこの病。それもそのはず、最近に至るまで、診断でこの病名を正式に使う医師はほんの数人だったそうです。…で、調べてみました。
頭痛やめまい、疲労が慢性的に続く「CNMS(頚性神経筋症候群)」は首の後ろにある筋肉の異常によって引き起こされる病気です。
慢性疲労症候群、むち打ち症、めまい、頭痛、うつ状態、パニック症候群、ストレス症候群、自律神経失調症、更年期障害の60%が該当する疾患群で、複数の疾患を合併している場合が殆どです。
頭痛や微熱、体がだるい、やる気が出ないなどの不定愁訴にも似た症状が多いため診断されるまでに時間がかかり、複数の病院で受診を繰り返す患者さんも多いようです。
「頚性神経筋症候群」の診断では、問診、MRIなどの画像診断、平衡機能、瞳孔検査、頚部筋肉の触診による緊張や圧痛がどの程度であるかで判断します。
瞳孔の拡大が特徴的ですが、全脊椎の側弯症を含む変形性頚椎症、頸部椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症を合併していることが多くみられます。
専用の問診票を用い多くの症状を点数化し後頚部にある僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋、胸鎖乳突筋などからなる筋群上端部の異常緊張や痛みなどを確認し治療計画をたてます。
治療では頸部筋肉の緊張と圧痛を緩和し、柔らかくほぐす必要があります.薬物療法、低周波などの物理療法、鍼灸療法、温熱あるいは冷罨法およびリハビリテーション等などを組み合わせて実施します。治療が奏功すると頭痛、めまいなど多くの症状が劇的に改善することが知られています。
頚性神経筋症候群の診断基準
- 頭が痛い、頭が重い
- 首が痛い、首がこる
- 肩が張る、肩がこる
- かぜをひきやすい
- めまいやふらつきがある
- 振り向いたときや歩行中に不安定感がある
- 吐き気がある
- 夜、寝つきが悪い。途中で目覚める
- 血圧が不安定
- 温かい場所に長時間いられない
- 異常に汗をかく
- 静かにしていても心臓がドキドキする。動悸がする
- 目が見えにくい、ぼやける
- 目が疲れる、目を開けていられない
- まぶしい、目の奥が痛い
- 目が乾燥する、涙が出やすい
- 唾液が出やすい、出過ぎる
- 微熱が出る
- 胃腸の調子が悪い、腹部膨満感がある
- だるくて横になりたくなる
- 疲れやすい、全身に倦怠感がある
- やる気が出ない
- 天気が悪い日やその前日は症状が強い
- 気分が落ち込む
- 集中力が出ない
- 不安感
- イライラする
- 根気が出ず仕事に影響が出る
- のぼせ、手足の冷え、しびれ
- 胸の痛み、圧迫感、しびれ
※該当する項目が5つ以上で治療の適用、10以上なら要治療、17以上は最重症(作成は松井孝嘉・東京脳神経センター理事長)
腰痛の基本的原因
我々、現代人の天敵と言っても過言ではない腰痛。今や現代病の一つとも言われています。
この痛みや苦痛に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
そもそも腰痛が起こる原因は何なのでしょう。
腰痛は現代病とも言われていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
実は、腰痛が起こるようになったと言われているのは人類が二足歩行を始めたときからなのです。
四足で歩行する動物には腰痛は存在しないと言われています。
四つん這いで歩くという行為が体にかかる負担を分散させ、体全体のバランスを整えているからです。
やがて人類は進化し、二足歩行になりました。そのため私たちは、下半身だけで体を支えるようになったのです。
これは、四足歩行であったときに比べると倍以上の負担が下半身にかかるのです。
特に腰というのは、体を支える中心部とも言われております。
そして、私たちの体は想像以上の負担と苦痛を強いられることになったのです。
このように長い歴史のある腰痛ですが、昔は今に比べて腰痛に悩まされていた人は少なかったようです。
それは、何にでも手間暇かけてほとんどのことを自分の力で行なっていたからであると言われています。
長い距離であっても自分の足で歩き、家事や肉体労働をこなすことで腰を鍛えていたからです。
そのため腰痛に悩まされている人はそれ程までに多くなかったようです。
現代では、世の中は便利になり過ぎているため、到るところに腰痛の原因があると言われています。
ほとんど歩く必要なく目的地に着くことができる交通機関の発展。
自らの手で洗濯をしなくても全自動洗濯機が洗濯を行なってくれたり、お風呂を沸かすのが簡単になったりなどの家事の簡略化。
パソコンをはじめとするコンピューターの進化など・・・私たちのこの便利な生活が腰痛持ちの人々を増やしているのです。
ストレッチやヨガなどといった腰痛予防の対策のたくさん謳われてはおりますが、腰痛とは縁のなかった昔の人々の暮らしを参考にし、いま一度、自分の生活を見直してみるのもいいかもしれません。
東洋医学の鍼灸治療で腰痛の治療と未病の予防に心がけてみてはいかがですか?
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