東京都中野区 東京メトロ丸の内線「新中野駅」徒歩6分。鍼灸・接骨・各種電気治療・交通事故・労災指定院

國安鍼灸整骨院

健康知識INDEX

「東洋医学について」講演

國安鍼灸整骨院 國 安 則 光

平成21年10月25日(日) 社団法人 中野区人材派遣センターの依頼により、中野区桃園地域センターで講演を行いました。
講演内容は「東洋医学についで」という幅広い演題で、東洋医学の歴史、思想や考え方などで、その他、当院の症例で、特に鍼灸治療で著効があった脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニヤによる腰痛症の報告をしました。
また、未病の考え方、予防治療の大切さやよい日常生活習慣を身につけるなど健康のための話をしました。

 

トレーナー活動報告 「第1回京都オープンゴルフ選手権大会」

11月10日(火)、11日(水)の両日、グランベール京都ゴルフ倶楽部(京都府京丹波町)において「第1回京都オープンゴルフ選手権」が開催され、本学である明治国際医療大学及び姉妹校の明治東洋医学院専門学校(大阪府吹田市)は、本大会の特別協賛を行うとともに、Meiji Oriental Care Station(MOCS:東洋医学的健康管理)実行委員会を組織し、クラブハウス内にケアステーションを10ブース(10ベッド)設置し、出場選手(プロ80名、アマ60名)のコンディショニング方法や傷害予防方法のアドバイスならびにラウンド前後のケアサポートを9日(月)の練習ラウンドを含め3日間通して実施しました。

 

ケアステーションを訪れた選手ならびに大会関係者は、84名であり、その大半は、腰・背中・肩・肘・膝などに悩みを抱えており、これらに対するケア、アドバイスをスタッフが行うと口々に『良かった』 『明日もお願いする』など大変好評で、3日間ともケアステーションを訪れる選手もありました。利用者は、3日間で延べ150名を数え、ゴルファーのコンディショニングに対する関心の高さとニーズを伺うことができました。
ケアステーションを訪問された選手・大会関係者の皆さんからは、『指導が判り易かった。』、『今後のトレーニングに活かせる。』、『同様のケアを他でも実施していただけないか。』などの好意見をいただきました。
京都オープンゴルフ選手権大会とは?
試合経験の少ないゴルファーに試合の場を提供するとともに、プロとアマチュアの交流、ジュニアの育成、および地域の活性化を目的に、地元商業者らでつくる実行委員会が企画した市民開催型の大会です。
本学院では、本大会の主旨に賛同し協賛するとともに、ケアステーションの設置、およびゴルフ部の学生ボランティア活動で大会運営を支援しました。

頚性神経筋症候群

頚性神経筋症候群とは、現代病の一つであり、長時間パソコンに向う姿勢や腕を多く使う仕事の方に多い疾患で、症状としては頭痛、頚・肩の凝り、疼痛、慢性疲労、めまい、眼精疲労、不眠、無気力、精神不安定などの症状から始まり自律神経失調などの症状が現れ、最後には「うつ症状」までになってしまう疾患です。この頚性神経筋症候群は首の付け根部分が傷害されて発症しますので、早期の治療が必要です。この治療を鍼灸治療をすることによって症状の軽減が、かなり期待できますのでお試しください。

月経困難症:我慢せずに受診を

漢方や鍼灸(しんきゅう)の今後のあり方について、厚生労働省の研究班(班長、黒岩祐治・国際医療福祉大教授)が提言をまとめ25日、長妻昭厚労相に提出した。治療効果のデータ収集や人材育成、原料の国内栽培の推進などを提案している。

 

個別化医療を実現するために、患者の症状や診断、治療結果を収集・蓄積しデータベース化を進めることを提案。また、漢方薬については、現在は8割以上を中国からの輸入に頼っている生薬原料を、25年までに自給率を50%に高めることを目標とする

 

▽休耕地や植物工場を活用した生薬原料の栽培
▽漢方の正しい知識の普及--などを提言した。鍼灸については、研修の充実で鍼灸師の専門性を高めることを盛り込んだ。

 

漢方や鍼灸などの伝統医療は、中国や韓国の主導で国際的なルールづくりの動きが出ている。提言では、日本も専任の担当部署をつくり、政府主導で対応することも求めた。

月経前症候群

月経前症候群(PMS)は、月経が始まる1週間前ぐらいから現れる心や身体の不調な症状が現れることです。症状は心の面、体の面,行動面の3つのパターンに分かれて、落ち込み、無気力、イライラ、情緒不安定・顔や体のむくみ、乳房が張って痛む、頭痛、にきびや吹き出物ができる・食欲が増すなどの症状が見られます。このようなRMSの症状は多岐にわたりますが、全身のつぼへの鍼灸治療により、治療開始2ヶ月目から症状が半分以下になるというデータが明治鍼灸大学から発表されています。PNSは、若い女性に多くみられ、これは生活習慣などからくる身体の冷えが原因です。慢性化すると不妊症、婦人科系疾患につながることがあるので早期の治療をお勧めします。

「リウマチ・膠原病の鍼灸治療」

―シェーグレン症候群患者の症状改善効果を中心に―小俣 浩

シェーグレン症候群(Sjogren’s syndrome:以下SjS)は、外分泌腺の慢性炎症と自己免疫疾患・結合組織疾患の合併症と報告され、関節リウマチ等の膠原病と合併することが多い疾患である。本邦における推定患者数は約10万人で特に40歳、50歳代以降の中高年女性に多く発症する。臨床症状は、リンパ球浸潤により導管や腺房組織が破壊され眼球・口腔の乾燥症状(dry eye・dry mouth)を訴えるだけでなく、気道粘膜や消化管・膣・汗腺等の他の外分泌腺にも影響し患者のQOL は著しく障害される。

 

II.乾燥症状に対する鍼治療の実際
近年、低周波鍼通電療法(Acupuncture Electrical Treatment:AET)は、その刺激強度や刺激頻度により有効性の高い治療方法が検討されている。我々は、SjS患者群の乾燥症状に対する顔面部AETの効果を観察し、さらにAETによる累積効果についても併せて検討した。鍼治療の方法は、顔面部の翳風穴(手の少陽三焦経)と下関穴(足の陽明胃経)を結び、左右側それぞれに周波数1Hz と高頻度刺激である30HzAETも10分間行った。その結果、特に顔面部30Hz群で唾液・涙液分泌量の増加が認められた。そこで、30HzAET10分間・10回の累積効果を観察したところ、ドライマウス・スコアの初回と10回目施行後の比較で得点が低下し、日常生活における口腔乾燥症状の改善が認められた。

 

III.諸外国における研究報告
本研究領域は、1992年以来SwedenのKarolinska研究所、T.Lundeberg教授グループが圧倒的な研究成果を有し、その後米国・英国・オーストリア等での研究が盛んである。最近では、癌放射線療法後の口腔乾燥に対する鍼治療効果が多く報告されている。また、Dry eye研究で御著名な慶応義塾大学眼科坪田教授と共同研究でNepp.Jが涙液分泌機能の鍼治療効果を報告している。

 

IV.今後の展望
今回演者は、SjS患者のDry eye とDry mouthに焦点を併せた鍼治療研究結果
を報告するが、今後は頭頚部腫瘍(癌)の放射線療法後の口腔乾燥や、VDT症候群患者の眼球乾燥等の鍼治療効果も検討し、鍼治療の適応疾患の拡大を図り、多くの国民の健康保持増進に寄与したいと思う次第である。

 

埼玉医科大学東洋医学科 医学博士 小俣浩